てぃ先生が教える良くない行動の修正法
子どもの良くないおこないを厳しく叱っているのに、改まらないどころかますますひどくなる。一体何が原因で状態が悪化するのでしょうか? そこで今回はカリスマ現役保育士であるてぃ先生に、叱ることがデメリットにつながる理由と対処法を教えてもらいましょう。
そもそも子どもが良くないことをしたときに叱るとどうなるのでしょうか? 特に未就学児の場合、回りの大人に注目して欲しいという思いが行動の理由になりがちです。注目を集められることに味を占めた子どもは、ますます大人がして欲しくない言動を繰り返すようになる可能性が。
そこでてぃ先生は“叱る代わりに、望ましいことをしたときにすぐ子どもをほめよう”と勧めています。良い行動をしたら注目を集められるという体験を繰り返せば、子どもは自然と正しいことを実行するように。結果として望ましくないおこないが減っていくでしょう。
特にてぃ先生は実例として、“子どもがご飯の時にふざけてしまうことが多い場合”というシーンに注目。たとえば「ふざけないの!」と叱る代わりに、ちゃんと食べているときに「おいしそうに食べてるねぇ!」と声かけをすると良いそうです。
アドバイスを聞いた保護者や保育士などから、感謝の言葉が多数YouTubeのコメント欄に寄せられています。詳しく見ていくと、「どなるばかりで自分も嫌な気持ちになっていたのが楽になりました」「本当に子どもの行動が変わって感謝!」などの反響が。叱るよりほめることを意識すると、子育ての手応えを得られそうですね。
ただ、気になる事実も。ほめ写プロジェクトが以前おこなった“子と親の自己肯定感に関するアンケート調査”の中で、「ほめるのと叱るのではどちらが苦手ですか?」と質問しています。対象となった600名の親たちの中で、「叱るのが苦手」「どちらかと言うと叱るのが苦手」と答えた人が44.0%。一方、「ほめるのが苦手」「どちらかと言うとほめるのが苦手」という回答は56.0%という結果に。多くの親たちは、ほめることに苦手意識を持っているようです。
それでも実際にやってみてお子さんの変化を目の当たりにすれば、自信につながるのではないでしょうか。てぃ先生が伝授してくれた“すでにできている望ましい行動をほめる”という方法。あなたも繰り返しチャレンジして、ぜひ効果を実感してみてくださいね。
参照動画
- てぃ先生公式YouTubeより「【叱ると逆に増える】子どもの良くない行動とすぐに出来る解決方法」
文字数:982字(本文のみ)

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